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Homemade Records

LUCKY BOYS - TIM WHITEHEAD & GIOVANNI MIRABASSI QUARTET

LUCKY BOYS - TIM WHITEHEAD & GIOVANNI MIRABASSI QUARTET

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LUCKY BOYS

ティム・ホワイトヘッド & ジョバンニ・ミラバッシ・カルテット

Release Date : 02/23/2007
Product Number : HMR050
Recording : 2005
Format : CD (Pケース仕様)

これぞ21世紀の「ヨーロピアン・カルテット」!天才ミラバッシがロンドンのテナー・マン、ティム・ホワイトヘッドと切り開く新しい世界。ワンホーン・カルテットの響きが心はずむジャズの喜びをあなたに!

ロンドンのテナー・マン、ティム・ホワイトヘッドと我等がミラバッシががっぷり四つに組んだ双頭カルテットのアルバムが届いた。何と言っても興味深いのはミラバッシ初のワンホーン、それもテナー・サックスとのユニットであるということ。

ミラバッシは、他の才能豊かなアーティストたち同様、非常にエゴが強いと思う。自らのリーダー作は勿論のこと、本来はゲストという立場であるはずのヤゴジンスキーとの共演盤でも終始自らの世界を展開しているのは皆様ご存知の通り。ところが、今回は様子が違う。曲目を見てもホワイトヘッドが3曲、ミラバッシが3曲、それ以外が3曲と完全にバランスしているし、彼の世界を強く押し出すというより、テナーに寄り添う形で「充実した演奏」を心がけているように感じられるからだ。これはミラバッシとホワイトヘッドが良き共演者としてリスペクトし合っているからだと思う。むむ、あのミラバッシが認めるテナー……またまた気になるところだ。

肝心の演奏。音の感触のせいもあるだろうが、キースの「ヨーロピアン・カルテット」を思い起こさせる。ストレート・アヘッドという言葉を使うと少し力づくな感じがつきまとうけれど、押し付けがましくはないのにとても良く歌うカルテットだ。特に、独特のグルーヴ感が心地よいホワイトヘッドのTr.1とミラバッシのTr.9はこのユニットの特色と実力を伝えて素晴らしい。必聴。また、Tr.3のみは二人のデュオなのだが、これがまた良い。ホワイトヘッドのスムーズなテナートーンがミラバッシのソウルフルなバッキングに煽られて次第に高揚していく快感。なるほど、この二人、相性が抜群だ。"Lucky Boys"というのはそういうパートナーに巡り合えたお互いのことかもしれない。

Text by 北見 柊

FEATURED ARTISTS
Tim Whitehead : tenor sax
Giovanni Mirabassi : piano
Milo Fell : drums
Oli Hayhurst : bass

TRACKLIST
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