BORDERLINES - ANTONIO FARAO TRIO

BORDERLINES - ANTONIO FARAO TRIO

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BORDERLINES

アントニオ・ファラオ・トリオ

Release Date : 03/28/2000
Product Number : SKE333013
Recording : 1999
Format : CD

息もつかせぬテンションの嵐。その隙間から滴り落ちる耽美。鉄壁のトリオ・ワークが生む音楽世界はまさに未体験ゾーン。これぞピアノ・トリオの新しき波=ヌーヴェル・バーグだ!

モダン・ジャズというジャンルにあって、ピアノ・トリオは最も様々な可能性に挑んできた演奏形態かもしれない。ピアノを主役とし、ベースとドラムスがそれを支えるという関係をスマートとすれば、エヴァンスのトリオがまずベースをその位置から開放し、60年代のマイルス・バンドはドラムスの役割を拡大した。天才的なイノヴェイターは頑固にリズムをキープしてきた楽器たちに「ヴォイス」を与え、そして彼らは豊かな歌を奏ではじめる。数々の名演を生んだスタイルは、いわく、三位一体。このCDでは三人の奏者が見事にそれを実現している。結果、音楽は常に心地よい緊張感をはらみながら万華鏡のように変幻する。それを可能にしたのは三人の高い技術と相互理解だ。その質感はチック・コリアのNOW HE SINGS, NOW HE SOBSに匹敵する、と言っても決して言い過ぎではあるまい。

いずれにせよ、この演奏のキレは半端ではないし、その間から滴るように零れ落ちる美しさは凡百のトリオには望むことが出来ないものだ。ピアノの新星ファラオにフォーカスしてしまいがちだが、このユニットはFARAO HUMAIR AVNELと呼んでほしい。聴けば聴くほどに三人は対等だから。それにしても40年の歳月をトップドラマーとして生き、今なお若い才能を鼓舞してやまないユメールの繊細にして大胆なドラミングはまさに珠玉であり、脱帽するほかはない。それだけでも必聴の名演である、と断言させていただこう。

Text by 北見 柊

FEATURED ARTISTS
Antonio Faraò : piano
Jean-Jacques Avenel : bass
Daniel Humair : drums

TRACKLIST

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