LIVING WITHOUT FRIDAY (LP) - CHIHIRO YAMANAKA TRIO

LIVING WITHOUT FRIDAY (LP) - CHIHIRO YAMANAKA TRIO

Atelier Sawano / Disk Union

  • ¥5,400




LIVING WITHOUT FRIDAY (アナログ盤)

チヒロ・ヤマナカ・トリオ

Release Date : 12/16/2015
Product Number : ASDULP001
Recording : 2001
Format : LP 12inch

日本を代表する女性ピアニスト山中千尋の原点!澤野工房の名作『リヴィング・ウィズアウト・フライデイ』が待望のLP化!限定盤 / カラービニール(赤) / コーティングジャケット / 山中千尋本人の書き下ろしライナー

※ライナーノートはCD版から一部改変し転載しております。製品には山中千尋本人の書き下ろしライナーが付属しております。
※こちらの商品はディスク・ユニオンが制作・発売元となっております。

たまらなくエレガントだ。木々に緑の芽吹きはじめた街路。空はペールブルーの光をたたえている。吹きすぎるのは穏やかな春風……いや、春風のように軽やかなステップで歩いていく乙女なのだろうか?


そんな風景がメロディとなって歌う。なんと鮮やかな錯覚。山中千尋のオリジナル、Tr.1の"Beverly"はそのソフトなスウィング感で聴くものを魅了する。アルバムのオープナーを挨拶であるとするなら、彼女は最高にチャーミングな表情で「はじめまして」を言ってくれた。最近次々に輩出する日本人女性ジャズ・ピアニストの中にあっても澤野工房がプロデュースする山中のフレッシュな魅力は際立っている。桐朋学園とバークリー音楽院を卒業、ジョージ・ラッセルの激賞を受けた、という経歴はそれとして、やはり実際の演奏こそがその才能を語るようだ。

Side B-1のキレ、ミスティックなアレンジを施したSide A-4の奥深さ、Side A-2の大胆な処理。しかし彼女の本質は寧ろメロディの歌わせ方にこそある。特筆すべきは中島みゆきの隠れた名曲を取り上げたSide A-3だ。マイルスにしろ、優れたジャズ奏者は同時代のポップスに敏感だが、意外や身近なところに素晴らしいスタンダードが存在することを教えられた気がする。その繊細なアプローチは女性ならでは、いや山中千尋ならではのものだろう。そして驚いたことにはその音楽に似つかわしいルックスにすら恵まれた彼女。言ってしまおうか。「ピアノの歌姫」がここに生まれたのだ、と。

Text by 北見 柊

FEATURED ARTISTS
Chihiro Yamanaka : piano
Ray Parker : bass
LaFrae Olivia Sci : drums

TRACKLIST

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