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Atelier Sawano

THE JOY OF STANDARDS VOL.2 - JOE CHINDAMO TRIO

THE JOY OF STANDARDS VOL.2 - JOE CHINDAMO TRIO

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THE JOY OF STANDARDS VOL.2

ジョー・チンダモ・トリオ

Release Date : 01/11/2003
Product Number : AS026
Recording : 2002
Format : CD

輝きの音を生み出すチンダモの第2作目。そのパフォーマンスで、2001年度オーストラリア国内でのMO賞Jazz部門を受賞。磨き続けた音色が、新たな艶となってあなたにときめきを運んでくる。

“羊の皮を被った狼”、これが本作を聴いた後の私の偽らざる印象だ。ジョー・チンダモはオーストラリアでいま最も旬なピアニストで、地元の音楽賞を次々と受賞し、映画音楽も含め幅広い活動を展開、幅広い音楽性から見て実力も十分だ。前作『The Joy of Standards』は、日本のファンへの名詞代わりとして発売され予想以上の支持を得た。本作では、前作以上のテンションと、作品解釈における多様性、ソロ・パートで多くの「引き出し」を見せつけた。

Tr.11でのベース=ドラムとのコラボレイションがいい例だろう。欧州ミュージシャンの定番曲のTr.1の出だしのタイム感覚は、エロール・ガーナーやレッド・ガーランドをモダンに転換した独特のタイミングを持っている、実力がはっきりと分かる演奏。続くTr.2でも、イントロ部分における裏リズムの感覚、切れのいい左手のコードによって、コルトレーン以外ほとんどモノにした者のいないこの作品に新しい解釈を付け加えた。また、意匠を凝らしたタイトルのTr.5でも“原曲”の持つイメージをオリジナルな形で甦らせ、さらにパリの雰囲気を漂わせる作風を作り出すという離れ業を見せた。数々の名唱が頭に浮かぶTr.9も深い情感を湛えた演奏で、この作品にもうひとつのページを付け加えた。

とにかく全曲が新しい感動と解釈、そして、乗りに乗った意欲に満ち溢れた本作は、チンダモが豪州&NZ系ではマイク・ノック、アラン・ブロードベントに続く次世代の最右翼であることを証明した作品となった。

Text by 瀧口 譲司

FEATURED ARTISTS
Joe Chindamo : piano
Matt Clohesy : bass
David Beck : drums

TRACKLIST
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