SEPIA - ROBERT LAKATOS TRIO
SEPIA - ROBERT LAKATOS TRIO
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SEPIA
ロバート・ラカトシュ・トリオ
Release Date : 04/11/2014
Product Number : AS139
Recording : 2013
Format : CD
FEATURED ARTISTS
Robert Lakatos : piano
Christian Lakatos : bass
Gregory Hutchinson : drums
Gábor Bolla : tenor sax
TRACKLIST
ロバート・ラカトシュ・トリオ
Release Date : 04/11/2014
Product Number : AS139
Recording : 2013
Format : CD
凛とした佇まいでありながら、切なさや優しさに満たされたピアノの音色はセピア色。カラフルな色に疲れた心が求める「忘れていた何か」がここにある。
ロバート・ラカトシュ関連の作品はトリオが5枚でソロが1枚と、同郷ハンガリーの歌姫ニコレッタ・セーケのバックで4枚の合計10作品リリースしており、本作品“セピア”は澤野工房通算11枚目。ラカトシュのピアノには、愛情が宿っている。かといってセンチメンタリズムに溺れることなく、ときに理性的な突き放しや強い意志のような、音に込められた想いが伝わる。
アルバムタイトル“セピア”は、ロバート・ラカトシュのピアノの音色を的確に言い当てている。粒立ちの良いピアノの一音一音が、陰影のある、モノクロームの淡い褐色をイメージさせる。セピア調の写真は劣化にともない白く明るい部分はだんだんと黄色に変化し、ダークな暗い部分はやがて赤褐色へと変化する。懐かしくもあり、切なくもあり、優しい気持ちにもなる。デジタルの発達した高度情報化社会である現代は、とても便利だ。相手に伝える手段もメールが中心。もはや昔には戻れないことは重々承知で、懐古趣味と言われればそれまでだが、たとえばお礼やお詫びなどは、想いがより伝わる手書きの手紙の温かさのような、ちょっとした心遣いが、誰しも嬉しいはずだ。
この作品には、それがあるような気がしてならない。 ピアノトリオを聴き続けるのは、なぜだろうと自分自身に問いかけることもあるが、言葉が出てこない。結局のところ、脱近代というか、スマホを手放し、忘れていた何かを取り戻したい。言葉より重い、想い。その辺りかも。“セピア”は、それに相応しい。
FEATURED ARTISTS
Robert Lakatos : piano
Christian Lakatos : bass
Gregory Hutchinson : drums
Gábor Bolla : tenor sax
TRACKLIST