THE GINZA SHUFFLE - JOS VAN BEEST TRIO
THE GINZA SHUFFLE - JOS VAN BEEST TRIO
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THE GINZA SHUFFLE
ヨス・ヴァン・ビースト・トリオ
Release Date : 12/23/2011
Product Number : AS118
Recording : 2010
Format : CD
FEATURED ARTISTS
Jos van Beest : piano
Evert J. Woud : bass
Nanning van der Hoop : drums
TRACKLIST
ヨス・ヴァン・ビースト・トリオ
Release Date : 12/23/2011
Product Number : AS118
Recording : 2010
Format : CD
これぞサワノの音楽!珠玉のイントロから溢れだす美しいメロディ。「感傷の詩人」、ビーストが帰ってきた!
ヘミングウェイが愛飲したダイキリは、シンプルであるがゆえに奥深くベテランのバーテンダーさえ悩ませることでも知られる。ふと訪れた初めてのバーで極上のダイキリに出会ったなら、バーテンダーを信頼しそのお店を大切にするべきだろう。
ヨス・ヴァン・ビーストによって演じられるスタンダードの数々は、酸味と甘味のバランスが絶妙なダイキリのように、きりっとした口あたりにほんのりとライムが香り、甘く爽やかに喉を、いや心を潤す。「シンプルでかつ奥深い」。誰もが悩むその命題を、ビーストはまるで黄金のレシピを見つけたかのように、あくまで端正で美しいピアノタッチで心をつかみ、シェーカーからグラスにそそがれるダイキリの煌めきにも似たメロディに私たちは心躍らせることになる。
トリオ作品としては2008年の「Exclusively for You」以来、3年ぶりとなる待望の本作では“Fly Me to the Moon”を始めとするスタンダードの歌いっぷりが本当に気持ちいい(たぶんピアノだってそう思ってる)。
今回、A.C. ジョビンの作品が3曲取り上げられており、南国の浜辺を望む窓辺で、どこか甘い香りのするやさしい風のようなジョビンのメロディと爽やかなライムのようなビーストのピアノが疲れて複雑に絡み合った心のひだをひとつひとつゆっくりとほどいてくれるようだ。
ふと視線があったとき、自然に微笑がこぼれるような満ち足りた空気がそこにある。
ラストの“Ben”はアルバム唯一のソロ。さて、今夜最後のカクテルはどんな味だろう。
もう彼の指先から目が離せない。
FEATURED ARTISTS
Jos van Beest : piano
Evert J. Woud : bass
Nanning van der Hoop : drums
TRACKLIST