FLY TO BRAZIL - WALTER STRERATH TRIO
FLY TO BRAZIL - WALTER STRERATH TRIO
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FLY TO BRAZIL
ヴァルター・シュトラート・トリオ
Release Date : 07/28/2001
Product Number : AS014
Recording : 1975
Format : CD
FEATURED ARTISTS
Walter Strerath : piano
Dieter Petereit : bass
Peter A. Schmidt : drums
TRACKLIST
ヴァルター・シュトラート・トリオ
Release Date : 07/28/2001
Product Number : AS014
Recording : 1975
Format : CD
ハエ(FLY)が飛んで(FLY)コーヒー豆のブラジルへ。そんな心くすぐられる原盤を再現したかわいいジャケットからとびだしてくるのはドイツのトリオが奏でるBOSSAのテイスト。体の中で静かに眠っていた情熱に火がつくような、そんな大人の味がします。
'62年頃ブラジルで生まれたボサ・ジャズ(サンバ・ジャズ)。60年代中ごろにはその全盛期を迎え、多くの優れたピアノ・トリオあるいはコンボを生み出した(例えばミルトン・バナナ、ジョアン・ドナート、ワルター・ワンダレイ、セルジオ・メンデス、タンバ・トリオなどなど)。
そんなボサ・ジャズがどうやって'75年のドイツまで伝承されていったかは今、学会でも議論の真っ最中ではあるが、それはさておいてこのヴァルター・シュトラート(p)、ディーター・ピータライト(b)、ピーター・シュミット(ds)の御三方。彼らのひねり出すジャズにはなにか憎めない愛らしさと言おうか、お茶の間感と言おうか、そんなコンパクトで魅力的なスイングが潜んでいるようなのだ。
ブラジルをテーマにしているとはいっても、いわゆるボサの特徴であるシンコペーションするドラムのリムショットをあからさまにやっているのはTr.1、3、7の3曲。あとは良好な解釈をほどこしたスタンダードを交えながらヨーロッパのピアノ・トリオ・スタイルをそのさりげないセンスで聴かせてくれる。ちなみにスロー・ナンバーのTr.8なんかけっこうヨイね。いうならシャレのわかるピアノ・トリオといったカンジか、いやダジャレではなくオシャレのほうですよ。いちおう。
FEATURED ARTISTS
Walter Strerath : piano
Dieter Petereit : bass
Peter A. Schmidt : drums
TRACKLIST