TRINITY - TONU NAISSOO TRIO

TRINITY - TONU NAISSOO TRIO

Atelier Sawano

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TRINITY

トヌー・ナイソー・トリオ


Release Date : 04/10/2015
Product Number : AS143
Recording : 2014
Format : CD

明るく、そして華やかに。溢れるようなメロディへの愛。Tõnu Naissooが描くジャズ・ピクチャー。

「華麗!……やなぁ」と、思わず声に出してしまった。春の海に揚がる三つの凧(カイト)。Tõnuの新作の裏ジャケはなんとも麗らかな気配だ。

そこに記されたプログラムの一曲目がCarla Bleyの Ida Lupino。曲名を見た瞬間、耽美を極めたPaul Bleyのソロ・ピアノが脳裏に浮上する。意識するともなく、その響きをプレイバックしながらTõnuの演奏に接したところ、ヤラレタ、こう来るか、と思った。なんと、エイト・ビートなのだ。それも、実に明るく華やかな音の連なり。素材は同じでも、扱いによってこうも表情が異なるものか……ジャズの楽しさここにあり、だろう。デジパックのジャケを開くと、雪景色の中のTõnuのイラストがあって、それを見ると失礼ながらほとんど好々爺みたい。ところが、この人の音楽に対するセンスは円熟とは程遠いキレを秘めていて、今回はいつにも増してそれを感じた。いや、センスというのも少し違うかも知れない。言ってしまえば、音楽愛のようなもの。音楽家なのだから、そりゃ音楽に愛はあるだろう、と仰るだろうか?確かにその通りなのだが、その愛情が、どうも幼い子供を慈しむような種類のものに感じられてならない。

美しい旋律、ポップなリズム、そうしたものが愛おしくて堪らない…Tõnuの演奏には常にそんな印象がある。Wallerのジャズ・スタンダードをスピーディーに演じたTr.4、Jimmy WebbのトワイライトなTr.5、イントロとアウトロの処理が素晴らしいTr.7……ジャンルの壁を越えて、良いものは良い、と言いたげだ。そして、タイトルが語る通り、オリジナルのTr.3にはそんなTõnuの想いが凝縮している。Gentle Beauty。また、このエストニアンが好きになった。

Text by 北見 柊

FEATURED ARTISTS
Tõnu Naissoo : piano
Mihkel Malgand : bass
Ahto Abner : drums

TRACKLIST

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