BUT NOT FOR ME - ROBERT LAKATOS TRIO

BUT NOT FOR ME - ROBERT LAKATOS TRIO

Atelier Sawano

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BUT NOT FOR ME

ロバート・ラカトシュ・トリオ


Release Date : 09/26/2009
Product Number : AS090
Recording : 2008
Format : CD

至福の時間を永遠に。余韻豊かにつむがれた、ピアノの艶やかな魅力を
肌で感じ、寛ぎに満ちた幸福感に包まれる……。

その音は、けっして媚びていない。弾いているというよりまるで頬でも撫でるかの様な繊細でまろやかなタッチ。音の選び方も丁寧かつ面白い。それがラカトシュのピアノだ。恥ずかしながら本作を聴いてようやくラカトシュの魅力に惹かれる自分がいる。

Tr.1のビートルズ・ナンバーは、抑制を効かせつつも跳ねて踊るリズム、心地よい眩しさを感じさせる光のようなピアノを聴かせてくれる。まさに1曲目に相応しい。Tr.2のタイトル曲は同じく心地よく踊った、よりスウィンギーなナンバーだ。この2曲だけで既にかなり満足なのだが、Tr.3のオリジナルでさらに惹きこまれてしまう。まるでブラームスのようなロマン派を感じさせる味わい深いバラードで、ラカトシュの真価の一つが発揮されている曲だろう。Tr.8は、本作品のプロデュースを手掛ける予定だったが、昨年12月に急逝したドイツ人ドラマー、クラウス・ヴァイスへの追悼曲で、笑顔の中にもどこか切なさを感じるブルージーな一曲。Tr.10は管楽器奏者がよくやるパーカーのプレイヤーズ・スタンダード。ラカトシュはこういう曲をやらせてもまた格好いい。彼の別側面の真価と言える。Tr.11は澤野さんの好みなのか、なぜか澤野作品でよく耳にするナンバー。ラカトシュはヒタヒタと歩くようにピアノを撫でる。

僕は職業柄、その音楽が似合う場所をよくイメージする。ジャズと言えば日本では決まってバーや蕎麦屋で聴こえてくるが、本作の曲は様々な場所に似合うに違いない。この作品の曲が街から聴こえてくることになれば、きっと多くの人が耳を傾けるだろう。それほどに魅力的なアルバムだと確信が持てるのだ。

Text by 本多 義明

FEATURED ARTISTS
Robert Lakatos : piano
Christian Lakatos : bass
Dré Pallemaerts : drums

TRACKLIST

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