A SONG FOR YOU - NIKOLETTA SZOKE

A SONG FOR YOU - NIKOLETTA SZOKE

Atelier Sawano

  • ¥2,571




A SONG FOR YOU
ニコレッタ・セーケ

Release Date : 01/07/2009
Product Number : AS085
Recording : 2008
Format : CD

声麗しき妖精がささやく、愛のメッセージ。東欧の美意識に満たされた、至福の歌。ハンガリーの女性ヴォーカリスト、待望の澤野デビュー!

まさに、妖精が舞い降りた瞬間であった。確か彼女をはじめて知ったのは、2006年のモントルージャズフェスティバルの映像であった。ピアノは間違いなくその大きな風貌から、ロバート・ラカトシュであったと記憶する。ムーンアンドサンド等、2曲を披露してくれた。1983年生まれの彼女は、当時22歳である。その若さに反比例するように、荒削りの中にも確かに光る何かを確認し、しばしその映像に食い入る。

彼女の名は、ニコレッタ・セーケ。ジプシー音楽の名門に生を受けた、ハンガリー出身のシンガーだ。それから約3年の月日を経て、再び触れるその妖精の歌声は、確かな進化と妖艶を身につけ、立派なジャズを聴かせてくれる。その実力がしっかりと発揮できるようバックは、サワノが誇る、ロバート・ラカトシュのピアノトリオだ。

80年代生まれを感じさせるアルバムタイトル曲「A Song For You」で幕を開ける。カレン・カーペンターの美声であまりにも有名な名曲。ニコレッタのアプローチに癒しの究極を感じずにはいられない。Tr.2はどうしても、エバンスとモニカの名演を連想させられるが、まったく異質な表現だ。Tr.3はマイルスのリラキシンを彷彿させる。Tr.4、5、9、11はボーカルファンよりはむしろベテランジャズファンを唸らせる選曲が心憎い。Tr.10も素晴らしい。その若さから、まだまだ進化途中、大きく飛翔することは間違いないであろう。その位の大器だ。もっと成熟した彼女を見たい。その美貌と歌声から目がはなせなくなる。何故って……彼女は妖精なのだから。

Text by 足立 豪樹

FEATURED ARTISTS
Nikoletta Szőke : vocal
Robert Lakatos : piano
Thomas Stabenow : bass
Klaus Weiss : drums

TRACKLIST

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