NO CHOICE - BILL CARROTHERS,  MARC COPLAND

NO CHOICE - BILL CARROTHERS, MARC COPLAND

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NO CHOICE

マーク・コープランド - ビル・キャロザーズ

Release Date : 07/28/2006
Product Number : MIN004
Recording : 2006
Format : CD

聴きなれたはずの曲でさえ、足を踏み入れたことが無いような幻想の世界への入り口にしてしまう独特のポエジー、ロマンス性が香りたつということで共通する、二人のピアニストの魔術的な発想力。

マーク・コープランドもビル・キャロザーズも、常に鮮度の高い美的表現を聴かせてくれるピアニストとしてお馴染み。コープランドは散文詩的に珠玉フレーズを紡いでいく吟遊詩人みたいなところがあるのに対し、キャロザーズは幻想物語を巧みな情景描写で鮮烈に語る傾向があるという違いがあるが、独特のポエジー、ロマンス性が香り立つということでは共通する。2人とも、ほうっておくと果てしなく夢見つづけるみたいな癖があるようで、自由に発想し、ぐんぐん深めていくところや、それが耽美の極みへ向かう性向があるところも共通点だと思う。

このデュオにかかると、例えばオーネット・コールマン(1&10)もマイルス・デイヴィス(6&7)もドビュッシーやラヴェルのような大作曲家に引けをとらない才能の持ち主なんだなぁと思わずにいられない。どんな素材でもジャズにしてしまえるのがジャズだ、とよくいわれる。いわば無頼の美学だ。そんなジャズから生まれた曲や発想がいわゆる芸術音楽と同次元のものでありえることを証明しようとする動きも長年あるが、ますます堅苦しくなっている感を否めない。本家・元祖・正統性なんていう価値観が混じると、ますます敷居が高い。キャロザーズとコープランドは、ニール・ヤング(3)、ミュージカル・ナンバー(2)も捨てたもんじゃないぜ、てな調子で風通しをよくしている。粋だ。しかし冷やかしではない。ジャズ=マルチアイデンティティ音楽説の、いわば「ダヴィンチコード」解読的実演を聴くようなスリルがある。

Text by 岡島 豊樹

FEATURED ARTISTS
Marc Copland : piano
Bill Carrothers : piano

TRACKLIST

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