MADRIGAL (LP) - CHIHIRO YAMANAKA TRIO

MADRIGAL (LP) - CHIHIRO YAMANAKA TRIO

Atelier Sawano / Disk Union

  • ¥5,500




MADRIGAL (アナログ盤)

チヒロ・ヤマナカ・トリオ

Release Date : 12/16/2015
Product Number : ASDULP003
Recording : 2004
Format : LP 12inch

日本を代表する女性ピアニスト山中千尋の原点!澤野工房の名作『マドリガル』が待望のLP化!限定盤 / カラービニール(赤) / コーティングジャケット / 山中千尋本人の書き下ろしライナー

※ライナーノートはCD版から一部改変し転載しております。製品には山中千尋本人の書き下ろしライナーが付属しております。
※こちらの商品はディスク・ユニオンが制作・発売元となっております。

彼女の大きな魅力はエレガンスと知性の結合だと思う。しかし、ライブ・パフォーマンスに接すると、ピアノに命を差し出さんばかりの集中力に圧倒されるし、何より「どこに隠れているのか」と思ってしまうほどのパワーが小柄な体躯から発散されるのに驚く。そうなると、「ピアノの歌姫」などと言う当初の印象はむしろこちらの勝手な思い込みで、彼女の本質には阿修羅を潜めたような激しさがあるのでは、と勘繰りたくもなる。

今回、それが如実に示された。快適なミディアム・スインガーのSide A-1、師匠のジョージ・ラッセル作品を軽快な8ビートで駈けぬけるSide A-2(これは非常にカッコいい)の二曲でそれはすぐに明らかになるだろう。それだけでは終わらない。歌声喫茶の定番をヘヴィーに演じたSide B-1もあればブラジリアン・テイストの心地よいSide B-2もある。まるで万華鏡だ。それでいて、そこには確かに山中ならではのものがある。熱気もグルーヴも繊細さもまぎれもなく彼女の「オリジナル」なのだ。これは彼女のアーティストとしての「我」が良い意味で強く押し出されたアルバムだ。

もしかするとそれは裏切りとすら見えるかも知れないが、同時に抵抗し難い魅力に溢れてもいる。Madrigal とは短い恋唄。そのタイトルを冠したSide A-3にはは耳になじんだ山中がいる。けれど、そう、それは彼女の全てではあり得ない。移り変わる表情の鮮やかさに幻惑されながら、あなたは再び山中に恋することだろう。

Text by 北見 柊

FEATURED ARTISTS
Chihiro Yamanaka : piano
Larry Grenadier : bass
Rodney Green : drums
Jeff Ballard : drums

TRACKLIST

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