ZOOT SIMS - ON DUCRETET THOMSON

ZOOT SIMS - ON DUCRETET THOMSON

Atelier Sawano

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ZOOT SIMS - ON DUCRETET THOMSON

ズート・シムズ

Release Date : 08/27/2010
Product Number : AS101
Recording : 1956
Format : CD

真夜中のリラックス・タイムが待ち遠しい、逆らいがたく、得難い魅惑。テナーサックスの味わい深い語らいにただ耳を傾け、浸るのみ……。

大晦日からのカウントダウン、新年を迎えるその瞬間、横浜港に停泊する全ての船が一斉に汽笛を鳴らす。人ごみを避けその音を少し離れた本牧埠頭のはずれで聞く。静寂のなか切々と胸に染みいるその汽笛の音は様々な音色を奏でる。それを聞くたびに頭に浮かび上がるのが、Zoot Simsである。Zootの生涯を通して最高傑作に挙げられる本作は、過去にも何度かCD化はされているが"音"への拘りから澤野が自信をもって送り出す。Zoot 3度目の訪仏の折パリのレーベル、デュクレテ・トムソンにて記録された、相棒JonEardleyとフランスジャズ界の貴公子Henri Renaudのトリオとの共演作である。

オープニングTr.1はRenaud作曲の「CaptainJetter」当時はやりのウエストコーストサウンドをアンサンブルに取り入れた名演だ。Tr.4はこのアルバム、いやZootのバラードプレイの中でも随一の「Evening In Paris」だ。Quincy Jonesによるもので、Zootのワンホーンで演奏される。誰もがこの名演に心を奪われてしまうに違いない。ここでのZootの音は深海のように深い。Tr.6「My Old Flame」もバラード、こういうフレーズをつくりあげるセンスとその楽器の鳴らし方、マウスピースの操作等、正に一級品だ。Zootの参加作品455枚以上、その大きな山脈の一部しか見ていないのが我々の大半を占める。没後25年、この澤野のCD化が更なるZoot人気に繋がってほしいものである。

Text by 足立 豪樹

FEATURED ARTISTS
Zoot Sims : tenor sax
Jon Eardley : trumpet
Henri Renaud : piano
Benoit Quersin : bass
Charles Saudrais : drums

TRACKLIST

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