THE MOON AND THE BONFIRES

品番:AS147

THE MOON AND THE BONFIRES
ロベルト・オルサー・トリオ

Roberto Olzer : piano
Yuri Goloubev : bass
Mauro Beggio : drums

録音年:2015年 発売日:2015.11.27

美しければそれで良い。
ROBERTO OLZERと澤野工房の宿命の邂逅。
透明にして甘美、これぞサワノが求め続けた音楽だ

価格 2,571円(税込)

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こぉらええわ!大阪人が感極まって褒めるときはこういう言い方をするものだが、私、ホント声に出しましたよ、このCDのアタマから8分過ぎたくらいのところで。(Tr.1)の透明な哀しみに身を浸していると、間奏曲のような(Tr.2)をはさんで坂本龍一の「美貌の青空」(アレハンドロ・イニャリトウの映画、「バベル」に用いられた曲だ)が現れる。なんじゃ?この美しさは!続くはシューマンの(Tr.4)…もうここまででトロトロになってしまう。いや、言いたい人がいるのは分かります。ブルージーじゃない、熱がない、ガッツがない、だからジャズじゃない、と。はっきり言うけど、そんなこたぁどうでも良いんですよ、これだけ美しければ!ジャンルもクソもない。奏でられる音楽にどっぷりはまりこんで、そこではじまる内的彷徨を誰にも止めることができぬなら、これを至福と呼ばずして何とする?

Roberto Olzerは、誤解を恐れずに言えば、サワノと出会うべく運命づけられていたアーティスト。皆さんが澤野工房を支持し、そしてここまで永らえさせてくれたなら、これこそ澤野から皆さんへの感謝を込めた返礼ともなる作品だ。そのくらいに「サワノらしさ」を極めた音楽がここにある。スティングの(Tr.6)、Robertoの師匠であるピエラヌンツィの(Tr.8)、プーランクの(Tr.10)…ジャズもクラシックもポップもあらゆる垣根を飛び越えて、珠玉のような音のつながりに酔い痴れるのみ。

長い間、お待たせしました。これが、サワノのジャズです。

Text by 北見 柊

 

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