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INTERVIEW 2008年7月12日
ロバート・ラカトシュ インタビュー
7月初来日公演記念!

今月末にいよいよ迫ってきた、ロバート・ラカトシュ・トリオの初来日公演。3枚目のアルバム「YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC」も高い評価を受けており、自身初のソロ作品のリリースも決定するなど、ロバート・ラカトシュにインタビューを行ないました。音楽大国ハンガリーが輩出した、今澤野工房の中でも熱い注目を集めている彼の音は、是非▼コンサートでご堪能ください。
special thanks to Klaus Weiss

---現在はどのような活動を中心とされていますか?
最近ブタペストで行なったコンサートは、十分手応えもあり大成功でした。公演の第一部はハンガリーの優秀かつ有名なフランツ・リスト室内楽団の伴奏で、バッハのピアノ協奏曲イ長調とト短調を演奏し、第二部ではGabor Bollaカルテットとストレートなジャズナンバーを演奏しました。Gaborはますます注目を集めつつある、ハンガリーの素晴らしいテナーサックス奏者なんです。観客達もジャズとクラシック、二つのコンサートの組合せを楽しんでいました。

他にはハンガリーのバイオリン奏者、Jozsef Lendvayと共にヴァイオリン、ピアノ、ベース・パーカッションという編成のカルテットでレコーディングを行ないました。そこではバッハとバルトークの曲を収録したのですが、私はピアノ演奏のほかにも、このセッションの編曲も手がける事が出来て嬉しかったですね。

--あなたのプレイスタイルや個性はどのように作られたのですか?
私はとても小さい頃からピアノを聴いて育ちました。私の父Bela Szakcsi Lakatosはピアニストで、兄のBela Jr.、甥のKalman Olahもそうなんです。ご存知かもしれませんが、私はとても長い長い音楽的伝統のあるピアノ一家に生まれたんです。ピアノを始めたのは8歳の時からで、ジプシー音楽と同じぐらい、父の演奏からも影響を受けました。ですが家族と共に沢山のジャズのレコードを聴くようになってから、そのピアニスト達は私のプレイにより大きな影響を与えました。私がとても小さい頃に聴いた最初のジャズ・ピアニストの一人である、ウィントン・ケリーにはとても感動しました。又ビル・エヴァンスやキース・ジャレットにも感銘を受けました。

私の個性は多くの異なったグループで様々なジャンルの音楽をプレイし、絶え間ない練習を行った年月に培われました。この「自分のスタイル」作りはこれからも続いていくのだと思います。

---最新アルバム「YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC」を作る際には、どんな事を考えましたか?
私のトリオで最初に録音された2枚のアルバムの後、私は3枚目の作品のセッションでは、前へとただ一歩踏み出したかったのです。今回のレコーディングではまさに前進し成長出来たと思うし、「YOU AND THE...」を収録した日のプレイには満足しています。それにチューリッヒのレコーディングスタジオにあるピアノを弾けた事と、そのスタジオのスタッフ達のレコーディング手法には、特に満足しています。

---今回の作品から、トリオのメンバーが変わりましたが、新しいミュージシャンと組んだ事については?
私は約8年という長い間、友人である前メンバーと共にプレイしていましたが、強い思いを抱くようになりました。変化が必要な時期が来たんだと。トーマス・スタベノーヴ(b)とクラウス・ヴァイス(ds)と出会い、ドイツのノイブルクにある有名な「バードランド」で、2007年4月に私達が初めてコンサートを行った時、本当に気分が一新されるような、生き生きとした気持ちになりました。何故なら二人は素晴らしい経験と聴覚の持ち主なんですから。彼らと演奏することは本当に刺激的で、私に多くの自由を与えてくれるので、心を開くことが出来るんです。トーマスとクラウスとの演奏は、ただただ音楽をどう表現すればいいのか、という同じアイデアやフィーリングを共有できている気がするんです。

---今後の予定や取り組んでみたいテーマ等について教えてください。
今年中にこのトリオで録音する予定の、新しいアルバムのレコーディングの準備をしている最中です。またフランツ・リスト室内楽団とのコンサートを企画しています。クラシックのピアノ協奏曲に始まり、コンサート後半には私の書いた曲を、室内楽団の伴奏と私のトリオとで演奏する、といったスタイルです。また世界中に非常に多く存在する、とても美しいジプシーの歌をコレクションする、という企画についても考えています。

---いよいよ今月に迫った初来日公演ですが、決まった時はどの様に感じましたか?
日本のオーディエンスの前でライブが出来る、と聞いたときには本当に嬉しかったです。特に日本の皆さんは、私たちの音楽を本当に高く評価して下さっているようと思うんです。事実、私はこのツアーで皆さんの国を訪問することが出来て、非常に光栄に思っています。

---日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。
私たちの音楽に対して心から興味を持ち、応援して下さる全てに感謝しています。元気で万全な状態で、早くお目にかかれるよう願っています。そうすればステージで私のプレイを貴方達にお見せ出来るからね!

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