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ギャラリー 11月24日更新
「アトリエ澤野コンサート2008」フォト・レポート&セット・リストを掲載しました

毎年ご来場頂いている方、初めて足を運んで頂いた方。運営を支えてくださったスタッフの皆さん。色々な方に支えられ、今年も無事コンサートが終了しました。2会場とも場所を変え、新たな気持ちでスタートした今年の「アトリエ澤野コンサート」。CDやDVDという枠組みだけでは、魅力を伝えるのにはまだまだ足りない、ジャン・フィリップ・ヴィレ・トリオのプレイと、2007年の単独公演で、満場のスタンディングオベーションを巻き起こしたトヌー・ナイソー・トリオの熱演から伝わる温もり。それをじかに感じて頂きたくて、この二組の招聘が決定しました。今、私たちが一番その魅力を伝えたいアーティストです。
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(C)Masumi Kura, Minoru&Yoshiaki Sawano


本人の強い希望により、ベースは日本で調達せず、自らの愛器を持参して今回の公演に臨んだヴィレ。ライトの熱によるチューニングの狂いを避ける為に、照明の当たり具合にも細かく指示を出します。単独公演&小さなライブスペースではなく、大きな規模でのコンサートという事もあり、自分達の音を最大限に伝えるにはどうすれば良いか、という事に彼等の意識は集中してました。「トリオの調和」に関して、今まで見てきたグループの中でも一番神経を使っている、という事がその一挙手一投足から伝わります。

ナイソー・トリオはエストニアでリハーサルを綿密に積み重ねた様子で、曲の終わりを改めて確認するのみで、非常に安定感を感じさせました。普段は本当ににこやかな笑みを浮かべるトヌーですが、ピアノに一旦座ると厳しい表情に一変します。でも不思議と暖かなピアノの音色。スタッフの一人が、「どうすればそんな綺麗な音が出せるんですか?」と尋ねると、トヌーはそっと胸に手を当てながら、「練習だけでは駄目。心で感じ、表現する事が重要なんだよ」と教えてくれました。

微細に漏れる音をそっと耳を傾けながら、ステージに呼び込まれる直前までベースに指走らせるヴィレをはじめ、メンバーそれぞれに、ステージにかける気迫がみなぎっています。

第一部はヴィレ・トリオです。ヴィレは新しいメンバーを迎えた事を「深呼吸したよう」と表現していましたが、聴く程に、そして目の前で体験する程に、その深遠な世界は私達を魅了します。そのエッセンスを全て込めた新作「LE TEMPS QU'IL FAUT」を中心としたライブ。たった3人のはずなのに、彼等の音はまるでステージを埋め尽くした楽団員が奏でる荘厳な「オーケストラ」のようです。ピアノ、ベース、ドラムという一個一個の音では無く、全てが一体となった音の大きな波が、次から次へと押し寄せます。


澤野社長のMCをはさみ、第二部はナイソー・トリオ。2007年の公演直後から再演を熱望していた3人ですが、その願いが叶った今回の公演。3人の全身からその喜びが音となって飛び出し、一緒に楽しんで欲しい、という強い意識にみちびかれ、観客達も自然と体を揺らします。彼らの気持ちよい人柄がきっと音楽に「温度」として伝わっているに違いありません。主催者として休む間もなく動き回る澤野社長の耳に流れ込んできた、トヌーのピアノの音。思い浮かんだのは、ちょうどその日初めて配られた新しいCDカタログの対談で触れている、キース・ジャレットの「マイ・バック・ペイジ」だったそうです。

今回の公演については、フェルレ(p)も「最高のコンディションで臨む事ができたよ!」と語り、モロー(ds)もありったけの集中力で演奏と対峙する日本の観客達に非常に心動かされたようです。リーダーのヴィレは、「ステージからオーディエンスを見ていると、また日本に帰って来てコンサートをやりたい、と強く思いましたよ」と満足げに公演を振り返っていました。今後について「前進あるのみ」という言葉で締めくくったヴィレの頭の中には、既に次の作品についても構想があり、その一部が早くもこの公演の1曲目で登場しています。

サイン会でそのダンスのようなプレイについて触れられる度に照れくさそうに笑みを浮かべ、この公演について何度も「Fantastic!」という言葉を口にしていたターヴォ(b)。トヌーを「父親みたいな存在だよ」と言い、母国エストニアでは彼の息子さんと同じ楽団に所属しているアハトゥ(ds)。トヌーを中心に非常に纏まったチームワークから感じられたのは、本当に家族のような、暖かな雰囲気でした。東京公演の最後では、当初の予定には全く無かった「ピアノ・ソロ」で締めくくったトヌーは、今後やってみたいスタイルが色々あるようで、既に準備に取り掛かっているとの事。その語り口からも、今後に向けての並々ならぬ熱意が溢れていました。

紛れも無く「今の澤野工房らしさ」が凝縮したコンサートをお届け出来た。会場から出てくる皆さんの顔を見送りながら、そんな思いを確信した11月の夜は、静かに更けてゆきました。

〜 セットリスト 〜
11/1 東京公演 Bunkamura オーチャードホール
【ジャン・フィリップ・ヴィレ・トリオ】
1. Le re grave (未収録)
2. Les arbres sans fin / [LE TEMPS QU'IL FAUT]-2
3. 7 a dire / [LE TEMPS QU'IL FAUT]-5
4. Esthetique ou pathetique? / [LE TEMPS QU'IL FAUT]-4
5. En un rien / [LE TEMPS QU'IL FAUT]-3
6. Peine perdue / [LE TEMPS QU'IL FAUT]-1
  =ENCORE=
7. Madame Loire / [CONSIDERATIONS]-1

【トヌー・ナイソー・トリオ】
1. Serenata / [ESTONIAN WIND]-3
2. My favorite things / [WITH A SONG IN MY HEART]-2
3. Lay lady lay / [YOU STEPPED OUT OF A DREAM]-7
4. Along came betty / [FOR NOW AND FOREVER]-3
5. I love you, Porgy / [FOR NOW AND FOREVER]-9
6. I say a little prayer / [ESTONIAN WIND]-1
7. Don't say goodbye / [YOU STEPPED OUT OF A DREAM]-9
  =ENCORE=
8. Piano solo(improvisation)
9. Piano solo(improvisation theme:Someday my prince will come)

11/3 大阪公演 兵庫県立芸術文化センター 中ホール
【ジャン・フィリップ・ヴィレ・トリオ】
1. Le re grave (未収録)
2. Les arbres sans fin / [LE TEMPS QU'IL FAUT]-2
3. 7 a dire / [LE TEMPS QU'IL FAUT]-5
4. Esthetique ou pathetique? / [LE TEMPS QU'IL FAUT]-4
5. Ailee au sud / [LE TEMPS QU'IL FAUT]-7
6. Peine perdue / [LE TEMPS QU'IL FAUT]-1
  =ENCORE=
7. Madame Loire / [CONSIDERATIONS]-1

【トヌー・ナイソー・トリオ】
1. Serenata / [ESTONIAN WIND]-3
2. My favorite things / [WITH A SONG IN MY HEART]-2
3. Lay lady lay / [YOU STEPPED OUT OF A DREAM]-7
4. Along came betty / [FOR NOW AND FOREVER]-3
5. I love you, Porgy / [FOR NOW AND FOREVER]-9
6. I say a little prayer / [ESTONIAN WIND]-1
7. Don't say goodbye / [YOU STEPPED OUT OF A DREAM]-9
  =ENCORE=
8. Frank mills / [FOR NOW AND FOREVER]-1

コンサート 10月25日更新
チケット販売スケジュールについて更新しました
アトリエ澤野コンサート2008
一期一会の出会いが奇跡を生み出す。アトリエ澤野コンサート2008

毎年所属アーティストを招聘し、皆様にミュージシャンの素晴らしい演奏を間近で親しんでいただくコンサート「アトリエ澤野コンサート」も、その前身イベント▼「ユーロ・ジャズ・ルネッサンス(2002年)」から数えて、はや7回目となります。世代・嗜好を超えて様々な方にお楽しみ頂いている私共のコンサートは、澤野工房設立10周年の節目の年でもある今年から、東京・大阪とも会場を替え、新たな一歩を踏み出します。

対照的な二組のトリオが生みだすステージ。聴くほどに新たな発見があるジャズは、生の「声」に触れてこそ、その醍醐味を味わうことが出来ます。まだ「ジャズの声」を聴いた事が無い方をはじめ、毎年楽しみにして頂いている方、多くの皆様のご来場をお待ちしております。

▼ SPECIAL INTERVIEW
澤野由明が語る、ミュージシャン達との出会い・魅力
◆ヴィレとの出会いについて教えてください。
 フランスに「SKETCH」っていうジャズ・レーベルがあって、オーナーのフィリップと僕は知り合いやったんです。当時そこのCDをディストリビュートしていて、ヴィレはその「SKETCH」からアルバムを出してたんです。

 最初聞いたときに「今までのジャズの概念からはかなり離れてるな・・・。でも綺麗な曲やし、かっこいいわ」とは思ってたんです。フィリップは「こんな音出すトリオのCDを出す奴は俺しかいない!」とか言ってたんやけど、「日本にもここにおるワイ!」ってね。

▼続きを読む
 
▼ SPECIAL MESSAGE
ジャズ評論家・寺島靖国氏
 ヴィレの作り出すサウンドはとてもじゃないが小さいCDには入り切らない。彼の音楽はCDに収まるほどコンパクトではないのだ。それで澤野工房はDVDを制作した。大きくなった。さすがに映像は素晴らしい。しかしそれでも収まり切らなかった。

 ライブだ。ライブでこそヴィレの音楽はその壮大さ、華やかさ、濃厚さをいかんなく強力に発揮する。一方のナイソーは美的なサウンドの作り手で彼の手にかかるとどんな曲もナイソー色に染め上げられる。彼のオリジナルのように聴こえるのである。その色は暖色だ。オレンジ、ないしはワインレッドといったところだ。カシミアのマフラーのように聴く人を包み込む。

 ヴィレのサウンドを透徹の美とすれば、ナイソーは暖色系マフラー美人の微笑み、かもしれない。今回の来日公演では対極にある2つのパフォーマンスが楽しみだ。

出演アーティスト
ジャン・フィリップ・ヴィレ・トリオ

ジャン・フィリップ・ヴィレ・トリオ
Jean-Philippe Viret Trio
Jean-Philippe Viret ジャン・フィリップ・ヴィレ (bass)
Edouard Ferlet エドゥアール・フェルレ (piano)
Fabrice Moreau ファブリス・モロー (drums)

トヌー・ナイソー・トリオ

トヌー・ナイソー・トリオ
Tonu Naissoo Trio
Tonu Naissoo トヌー・ナイソー (piano)
Taavo Remmel ターヴォ・レンメル (bass)
Ahto Abner アハトゥ・アブネル (drums)

開催日時・会場
【東京公演】
日  時 11月1日(土) 開演 17:30(開場 16:30)
会  場 Bunkamura オーチャードホール
料  金
S席 \6,800 A席 \5,800 B席 \4,000 (全席指定・税込)

当日券 15:30より会場受付にて販売!
※オンラインストア「コンビニ決済」「郵便振替」でのお申込は終了致しました。
※お振込みは29日(水)付けになるようにお願い致します。以降にお振込みをされた場合、弊社までメールにてご連絡ください。
※ご購入前には▼【必ずお読みください】をご確認ください。
販売窓口 澤野工房オンラインストア(10/29 14時迄)
Bunkamuraチケットセンター TEL:03-3477-9999(10:00〜17:30)
チケットぴあ TEL:0570-02-9999 Pコード:294-363
お問合せ 澤野工房 TEL:06-6641-5023 / e-mail

【大阪公演】
日  時 11月3日(月・祝) 開演 15:00(開場 14:00)
会  場 兵庫県立芸術文化センター 中ホール
料  金 \6,800(全席指定・税込) 


当日券 14:00より会場受付にて販売!

※オンラインストア「コンビニ決済」「郵便振替」でのお申込は終了致しました。
※お振込みは29日(水)付けになるようにお願い致します。以降にお振込みをされた場合、弊社までメールにてご連絡ください。
※ご購入前には▼【必ずお読みください】をご確認ください。
販売窓口 澤野工房オンラインストア (10/29 14時迄)
芸術文化センターチケットオフィス TEL:0798-68-0255(10時〜17時 ※月曜休 祝日の場合翌日)
チケットぴあ TEL:0570-02-9999 Pコード:293-906
ローソンチケット TEL:0570-08-4005 Lコード:55756
イープラス http://eplus.jp
お問合せ キョードーチケットセンター TEL:06-7732-8888 / 澤野工房 TEL:06-6641-5023 / e-mail

*
【必ずお読みください】
★お振込み〜チケットお受取りまでの流れ★
1.代金引換を除き、「ご注文ありがとうございます」メールをお受け取り次第、期限内に代金をお振込みください。
 「銀行振込」「郵便振替」=29日(水)振込み扱い分まで
 「コンビニ決済」=払込用紙に記載の期限
 「代金引換」=29日(水)14:00ご注文分までは即発送

2.弊社でお振込みを確認させて頂き次第、郵便局・配達記録扱いで直ちに発送致します。

★その他のご案内★
●お支払い手続き後、チケットの発送となる「前払い制」です。
●お振込み期限を過ぎますと、キャンセル扱いとさせて頂きます。
●ご入金後の枚数の変更、キャンセルはいかなる理由でもお受けできません。
●お申し込み順にお席をご用意致しますので、具体的な座席番号のご指定にはお応えしかねます。あらかじめご了承ください。
●CD等他の商品を同時にご注文の場合は、その商品もチケットと同時発送となります。
●6歳未満のお子様のご入場はご遠慮ください。

主催:澤野工房/ 株式会社ビザビジョン(東京のみ) 後援:スイングジャーナル/ジャズライフ/フランス大使館文化部/東京日仏学院/フランス音楽輸出振興事務局 協賛:松下電器産業株式会社 協力: Bunkamura(東京のみ)/ 株式会社ブライトワン(東京のみ)/株式会社 USEN 制作協力: 有限会社COCOインターナショナル(順不同・敬称略)

アーティスト プロフィール

ジャン・フィリップ・ヴィレ ジャン・フィリップ・ヴィレ (bass)
1959年フランス・サンカンタン生まれ。ジャズ・ヴァイオリンの巨匠ステファン・グラッペリのバンドへの参加をはじめ、6人のベーシストで構成された「オルケストラ・ド・コントラバス」での活動、自己のトリオなどでヨーロッパ各地やカナダ、日本等で幅広い演奏活動を行っている。 超絶的技巧を持つメンバーのインタープレイは、トリオ・ミュージックの極致とも言え、一度その深遠に魅せられると容易に忘れる事が出来ない。まさにヨーロッパならではの知性と感性の音楽集団。今回から新しいドラマーを迎え、2006年の来日公演を超える新たな音世界に注目である。

トヌー・ナイソー

トヌー・ナイソー(piano)
1951年エストニア・タリン生まれ。6歳よりクラシックピアノをはじめ、国内の音楽学校を卒業後、1989年にはバークリー音楽院の奨学生となる。70年代から旧ソ連、東欧を始め、欧米諸国の主要なジャズフェスティバル、国際的なプロジェクトに数多く参加している。 今回のトリオで2007年に初来日。豊かな経験に培われた安定感、北ヨーロッパの清冷な空気感をまとう軽やかなスウィング。力強さと柔らかさが相俟って絶妙な寛ぎに満ちた公演は、満場の観客達の喝采を浴びた。今回も万人の心を掴む、憩いのひと時を届けてくれるだろう。

会場販売CD・ご来場特典のお知らせ
●ご来場特典●
澤野工房 音のカタログ第5弾!
サワノの様々なエッセンスを1枚で楽しめるサンプルCD「vol.5」をご来場の皆様全員にプレゼント!貴重な未収録音源が入った、全19曲入り。そして澤野工房カタログ 2008冬バージョンも初配布します。充実の対談をじっくり楽しんで頂ける特集ページ、請うご期待!

■会場先行販売■
トヌー・ナイソー・トリオ「RELAXIN' AT THE VIRU」[TN001:定価2,500円(税込)]
1998年にエストニア・タリンで収録されたアルバム。数々の名曲をトヌーの煌くタッチが華麗に演出、何ともいえないリラックス感を醸し出す。全10曲収録。(後日一般発売予定)
Tonu Naissoo(p),Toivo Unt(b),Marko Naissoo(ds) 収録曲 JA-DA, TENDERLY, MOONGLOW, MISTY etc...

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AS082
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SDV004
LIVE at THE DUC DES LOMBARDS
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(DVD)
試聴・購入
MEL666001
PLUMES
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試聴・購入
AS080
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ジャン・フィリップ・ヴィレ・トリオ
試聴・購入
MEL666002
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エドゥアール・フェルレ
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