1月22日更新
「アトリエ澤野コンサート2007」フォト・レポートを掲載しました

今年も沢山の方にご来場頂き、誠にありがとうございました。毎回様々なアーティストを招聘し、それぞれの個性が一気に花開くステージを堪能して頂けるコンサート。これからも、その素晴らしさを一人でも多くの方に体験して頂けるよう頑張ります!今後ともどうぞ宜しくお願いします。
画像の無断転載を禁止します。 Please do not use any photograph of this site without permission. (C)Masumi Kura
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今年で「アトリエ澤野コンサート」には2回目の参加、3枚目のアルバム「I'M STILL HERE」リリースと同時期に来日となったキヨシ・キタガワ・トリオ。「曲を作るときには4〜5曲同時に作るんですよ。散歩の途中にふと浮かんだメロディとリズムを、ピアノで弾いてみて、曲にしていくんです。」自身の曲作りについてそう語った北川。彼が住むニューヨークは、世界の中心として多くの人や文化が行き交う現代的な大都市と、憩いをもたらす緑に溢れた公園が入り混じる場所。都会と自然とが絶妙に交じり合う場の空気感が、彼の力強く美しいメロディに結びついているのかもしれません。
2005年に別のツアーで来日経験のあるダニー・グリセット。「I'M STILL HERE」では、柔らかに流れるようなタッチに彼ならではの存在感が溢れ、初めてのアルバムとは思えないほど、息の合った所を聞かせてくれました。それが日本で、目の前で聴けるという喜びに、胸も高鳴ります。「アトリエ澤野コンサート」では2度目の来日となるドラムのブライアン・ブレイドも、顔見知りとなったスタッフと終始にこやかに会話を楽しみつつ、ドラムを一度叩くと一転、迫力のあるプレイで周りを圧倒します。



シャフラノフ・トリオも既に何十年ものキャリアを重ね、アルバムでの共演経験もあるメンバーが集まっただけあって、リハーサルはスムーズに進んで行きます。
細かい点も念入りに確認し合い、「ライブ」という作品を、本番に向けて練り上げてゆく二つのトリオ。ライブへの並々ならぬ意気込みが周りのスタッフにも伝わり、気持ちの良い緊張感が高まります。
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北川潔(b)「前作まではケニー・バロンをピアニストに迎えていた事により、彼をフューチャーしてセロニアス・モンクを取り上げてみたかったんです。それじゃ今回は、という事で僕のオリジナル曲をやろうと思ったんですよ。」公演を終えた北川に、作品やコンサートに関するテーマをたずねてみると、こう答えてくれました。緻密に構成された楽曲を、ステージという生演奏の場では自在に操り、彼のスタイルが隅々まで行き渡ったステージは、終始私達を圧倒し続けてくれました。
ダニー・グリセット(p)「何かを伝えたくても、なかなか言葉に出来ない、日本人の皆さんはシャイなところがありますよね。でもいざ演奏が始まると、素直で、そしてとても熱い反応が返ってきて非常に嬉しかったです!」駅や空港など、日本の新しい建物に興味をそそられたようで、移動時間には趣味にしているカメラであちこちを撮影して回ったり、鍋に舌鼓をうったりと、日本のツアーを大いに楽しんでいる様子でした。
ブライアン・ブレイド(ds)「ミュージシャンとオーディエンスが完全に一体となり、皆さん本当に“聴く”という事をEnjoyしていましたよね。オーディエンスの大きな拍手からも、その事を感じましたよ。」2005年の来日時にも驚いていた、ホール一杯に詰め掛けた日本の観客達の、一音も聞き漏らすまい!という集中力や、音楽に真摯に向き合う姿に、彼はかなり感動していました。
ウラジミール・シャフラノフ(p)「ステージに出た瞬間、オーディエンス達からの“vibration”が伝わってきたよ!NYでライブをやる時には、こっちも挑戦的な気持ちになるけれど、今日の日本の会場は、最初の一音を弾く前からオーディエンスの“期待感”を感じるんだ。丁度“ツール・ド・フランス”でスタートラインに立っている選手も同じような気持ちだと思うよ。後はその期待に応えるだけなんだよね。」既に何度も来日公演を経験している彼は、母国で楽しんでいる自転車のレースになぞらえて、その心境を楽しげに語ってくれました。
ペッカ・サルマント(b)「いつ来ても日本は素晴らしい。色々世界を旅しているけれど、世界で一番素晴らしい場所ではないかと思うよ。オーランド島(フィンランド)やストックホルム等、離れた場所に住むメンバー3人が日本で会い、その演奏が日本の皆さんに喜んでもらえるのは光栄です。もっと演奏したかったね。・・・そうそう、実は私の孫娘もベースプレイヤー&ボーカリストでね。きっと俺を凌ぐようになるよ。」シャフラノフと何十年も共に演奏してきたペッカは、母国のコテージで楽しむ釣りとゴルフの話を交えながら語ってくれました。
ベント・スターク(ds)「very nice & interesting!皆が私達の演奏を気に入ってくれている気持ちを感じたね。スウェーデンの主なジャズファン層は、50〜60代なんだけど、今日の日本の観客達が若いのには驚いたね・・・。これはプロモーションの違いなのかな?スウェーデンでは、ジャズを聴きに来る若い人は、自身が音楽を勉強しているミュージシャン志望ばかりなんだよ。だから日本で普通の若い人たちに聞いてもらえ、本当に嬉しいよ。」日本へはビッグ・バンドでの来日経験をもつスタークは、打ち上げでの豪快なビールの飲みっぷりの合間にこうコメントしてくれました。
※スウェーデン・ジャズ事情こぼれ話※
ストックホルムでは、政府が若い世代がコンサートやジャズクラブに足を運びやすいよう、補助金(もしくは割引)制度があるんだそうです。ジャズを文化として継承してゆく為の、未来を見据えた取り組みが政策として成立している、うらやましいお話です。
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CDに閉じ込める事が出来ない音、それを伝えるのがライブ。レコーディングに立ち会い感じた、波のように打寄せ聴く者を圧倒する音。それが空気を伝わり、全身に躍動感として残るのです。ライブで生音を聴いて頂くと、それらを感じてもらえるのではないでしょうか。
今後それらをどう伝えていくのか、私達のこれからの宿題です。
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| 澤野工房代表 澤野由明
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- セットリスト -
| 12/7 大阪公演 なんばHatch |
【キヨシ・キタガワ・トリオ】
1. KG / [I'M STILL HERE]-1
2. Prayer / [PRAYER]-3
3. Ciao, Ciao / [I'M STILL HERE]-3
4. Sagittarius / [ORIGINAL]
5. A place to remember / [PRAYER]-9
6. Innocent mistake / [I'M STILL HERE]-6
=ENCORE=
7. I'm still here / [[I'M STILL HERE]-7
【ウラジミール・シャフラノフ・トリオ】
1. You and the night and the music / [MOVIN' VOVA]-2,[LIVE IN HELSINKI(CD)]-1
2. I remember clifford / [WHITE NIGHTS]-2
3. O quie thinha de ser / [KIDS ARE PRETTY PEOPLE]-1
4. My romance / [NEW YORK REVISITED]-2
5. Lotus blossom / [NEW YORK REVISITED]-3
6. Love walked in / [WHITE NIGHTS]-1
7. Relaxin' at camarillo / [LIVE IN HELSINKI(CD)]-2
=ENCORE=
7. Ave Maria
8. St.Thomas
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| 12/8 東京公演 すみだトリフォニーホール |
【キヨシ・キタガワ・トリオ】
1. KG / [I'M STILL HERE]-1
2. Prayer / [PRAYER]-3
3. Ciao, Ciao / [I'M STILL HERE]-3
4. Sagittarius / [ORIGINAL]
5. A place to remember / [PRAYER]-9
6. Innocent mistake / [I'M STILL HERE]-6
=ENCORE=
7. I'm still here / [[I'M STILL HERE]-7
■ウラジミール・シャフラノフ・トリオ
1. Hush a bye / [PORTRAIT IN MUSIC]-2
2. A child is born / [PORTRAIT IN MUSIC]-6
3. Este seu olher / [RUSSIAN LULLABY]-1
4. Dexterity / [MOVIN' VOVA]-8
5. Lotus blossom / [NEW YORK REVISITED]-3
6. My romance /[NEW YORK REVISITED]-2
7. Love walked in / [WHITE NIGHTS]-1 〜 Relaxin' at camarillo / [LIVE IN HELSINKI(CD)]-2
=ENCORE=
8. Ave Maria
9. Cinema paradiso / [KIDS ARE PRETTY PEOPLE]-5
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